在宅で働きながら、資産形成を進めて早期リタイアを目指したい。
そんな理想を叶えるために注目されているのが「在宅FIRE(ファイア)」です。
でも実際には、

在宅でどんな収入源が作れるのか分からない…
会社を辞めたあと、生活が成り立つか不安…
投資だけでは心もとない…
そんな悩みを抱えていませんか?
私自身、50代で脊髄損傷をきっかけに在宅での生活に切り替え、FIREを真剣に考えるようになりました。
その中で見えてきたのは、「在宅FIREを目指すには、“3つの収入源”が必要だ」ということです。
本記事では、
- 在宅FIREとは何か?
- なぜ収入源を分散する必要があるのか?
- 私が実践している「マイクロ法人」「個人事業」「投資」という3つの柱
を、実体験に基づいてわかりやすく解説します。
無理なく、でも確実に在宅FIREに近づきたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
在宅FIREとは?在宅で目指すFIREの基本


FIREとは「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」の略。
もともとは米国で広がった考え方で、働かなくても生活できる状態を目指す生き方です。
日本でもここ数年で注目され、特に「新NISA」の登場以降、FIREを目指す人が増えてきました。
しかし、FIREといっても人によって目指すゴールは異なります。
そもそもFIREとは?
FIREには主に4つのタイプがあります:
タイプ | 特徴 |
---|---|
Lean FIRE | 最低限の生活費でFIREを目指す(質素な生活) |
Fat FIRE | ゆとりある生活を前提にFIREする(生活水準を落とさない) |
Barista FIRE | パートなどの軽い労働をしながら生活費を補う |
Coast FIRE | 若いうちに資産形成を完了し、あとは資産に頼る |
私が目指しているのは、在宅でできる仕事を維持しつつ、資産運用の収益も得る「Barista FIRE」に近いスタイルです。
🏠在宅FIREとは?
「在宅FIRE」とは、FIREの中でも“在宅”で完結する仕組みを作ること。
つまり、会社に通勤せず、家の中で収入源を確保し、生活費をまかなっていくスタイルです。
たとえば以下のような構成です:
- 在宅で完結する収入(個人事業や副業)
- 定期的な投資収益(配当や取り崩し)
- 支出を最適化した生活スタイル
これは、身体の制約がある方や、家族との時間を大切にしたい方にも向いているFIREの形です。
私自身も脊髄損傷という事情から、在宅FIREという選択をしました。
在宅FIREを支える“3つの収入源”とは?


在宅でFIREを目指すには、ただ資産を積み上げるだけでは足りません。
現実的には、生活費や予期せぬ支出に対応するため、“収入を分散させる”ことが必要です。
私が実践している在宅FIREの柱は、次の「3つの収入源」です。
1. マイクロ法人からの役員報酬
自宅を拠点に、マイクロ法人を設立して収入を得ています。
たとえばWeb制作や不動産賃貸収入などを法人に入れ、節税しながら役員報酬として受け取る方法です。
マイクロ法人を活用するメリット:
- 所得分散による節税効果(個人よりも税率が低い)
- 経費の幅が広がる(通信費や在宅スペースなど)
- 信用力が上がる(屋号よりも法人が有利)
詳しくはこちらの記事でも解説しています。


2. 個人事業(副業収入)
個人としても開業届を出し、不動産所得などの副業収入を得ています。
これはマイクロ法人とは別に「個人枠」での収入源となります。
個人事業のメリット:
- 開業が簡単(オンラインで即日)
- 小回りが利く(事業変更や停止も柔軟)
- 青色申告による節税(65万円控除など)
詳しくはこちらの記事でも解説しています。


3. インデックス投資による資産運用
新NISAを活用して、夫婦で合計720万円(2年目)の一括投資を行っています。
S&P500やオルカンを中心に、1億円以上の資産を長期運用し、将来の取り崩しと値上がり益を狙っています。
インデックス投資の特徴:
- 手間が少ない(積立や長期保有でOK)
- 分散投資でリスクを抑えられる
- 新NISAは非課税で運用できる
投資結果はこちらの記事で毎月更新中です。


この3本柱で、在宅でも安定したFIRE生活を目指せます。
それぞれの収入源の始め方【実体験ベース】


「3つの収入源」は分かったけれど、実際どうやって始めたらいいの?
という方のために、私が実際に取り組んだ始め方を具体的に紹介します。
1.マイクロ法人の始め方|設立から運営まで
手順の流れ(私が実際に行った方法)
ステップ | 内容 |
---|---|
Step1 | 設立準備(事業内容・資本金・会社名を決定) |
Step2 | オンラインで設立手続き(私はマネーフォワード クラウド会社設立を使用) |
Step3 | 法人口座の開設(私は住信SBIネット銀行を選択) |
Step4 | 会計ソフト導入と運営開始(マネーフォワード クラウド会計を利用中) |
詳しくはこちらの記事で解説しています。




2.個人事業の始め方|副業からでもOK
開業までの流れ(完全オンライン対応)
- Step1:事業内容を決める(例:ブログ・物販・デザインなど)
- Step2:開業届の提出(私はマネーフォワードクラウド開業届を使用)
- Step3:青色申告の届け出
- Step4:会計管理(マネーフォワード クラウド確定申告が便利)


3.インデックス投資の始め方|新NISAを活用
新NISA×クレカ積立×証券口座
- Step1:SBI証券で口座開設
- Step2:三井住友カードを発行してクレカ積立設定
- Step3:オルカンまたはS&P500に毎月自動投資
初心者向け解説記事はこちらです。




このように、「自分に合った順番で始める」ことが成功の鍵です。
【体験談】3本柱の在宅収入で生活がどう変わったか


「在宅FIREを目指して、マイクロ法人・個人事業・インデックス投資の3つを始めたら、実際どうなったのか?」
ここでは、私のリアルな感想と生活の変化をお伝えします。
① マイクロ法人:信頼と節税の“受け皿”ができた
- サービスを受ける際や、請求書を出す際に法人名義がある安心感は大きい
- 経費処理の幅が広がり、無理のない節税が可能に
- 毎月の作業もクラウド会計で自動化され、事務負担が激減
思っていたより運営が楽だったことが大きな収穫でした。
② 個人事業:不動産所得など収入源を確保
- 実家の空き家対策から駐車場へ、現在は土地だけを賃貸に
- 駐車場では月数万円の安定収入に
- 開業・確定申告も、すべてマネーフォワードで完結
副業の始め方と継続方法はこちらでも解説しています。


空き家対策から駐車場にした話はこちらです。


③ インデックス投資:時間を味方にする安心感
- 新NISAでの年初一括投資は「怖さ」もありましたが…
- 振り返ると、変動しながらも着実に資産が増加
- 日々の生活費を削ることなく、精神的にも余裕のある運用ができています
実際の投資記録はこちらです。


総じて感じたこと
「収入源が分散されている」という安心感は、在宅での生活における最大のベネフィットでした。
「会社に戻らなくても生きていける」という小さな自信が、毎日の生活を支えてくれています。
まとめ:在宅FIREは“3本柱”の収入源で現実になる


在宅FIREを目指すには、単なる「投資だけ」や「副業だけ」では心許ないのが現実です。
私自身の体験からも、
- マイクロ法人で信頼と節税の仕組みを整える
- 個人事業で小さく始めて育てていく
- インデックス投資で将来の資産を積み上げる
という3本柱のバランスが、精神的・経済的な安定を生み出すと確信しています。
今日から始められる小さな一歩
「全部一気にやるのは無理」と思われるかもしれませんが、最初の一歩は意外と小さくてすみます。
法人設立もマネーフォワード クラウド会社設立を使えばオンラインで完結
個人事業の開業も、マネーフォワード クラウド開業届などで簡単に申請
投資はSBI証券でクレカ積立を設定するだけでもスタート可能
迷っている方へ
「今の生活のままでいいのか?」
「本当にこのまま定年まで働くのか?」
そんな問いに対する現実的な選択肢のひとつが在宅FIREです。
収入を分散し、自分でコントロールできるお金の流れをつくることで、あなた自身の働き方・暮らし方を変えることができます。
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