オルカンの今後はどうなる?予想しない私の判断基準5つ

オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式・オール・カントリー)の今後はどうなるのか。
保有している方ほど、気になるテーマだと思います。

先にお伝えします。
私は、オルカンの今後を予想していません。
それでも奥さんは新NISAで3年連続オルカンに年初一括投資を続け、2026年8月末時点で元本1,080万円が評価額15,936,507円(+47.56%)です。

予想しないのに続けられるのは、「上がるか下がるか」ではなく「自分はどう判断するか」を先に決めているからです。

本記事では、

  • 2026年9月時点のオルカンの現在地(データ)
  • 今後を左右する材料の「見る場所」
  • 予想せずに続けるための、私の判断基準5つ

を、実体験ベースでお届けします。

目次

オルカンの今後を「予想しない」と決めた理由


会社員として働いていた頃、株は取引先の銀行のお願いで持っていたIPO株が少しある程度で、株そのものにそれほど関心がありませんでした。
相場を読んで当てた経験はなく、今もそのつもりはありません。

だから私は、相場を見てから買う時期・売る時期を決めていません。
買うのは年初の一括、売るのは生活費が足りないときだけ。
この2つを先に決めてあります。

予想をやめると、日々の値動きは「判断材料」ではなく「記録」になります。
私は評価額を毎日記録していますが、それは今後を当てるためではなく、続けている自分を確認するためです。

「今後どうなるか分からない」は、投資をやめる理由ではなく、ルールを先に決める理由です。

データで見るオルカンの現在地(2026年9月)

予想はしませんが、現在地は数字で押さえておきます。

騰落率(分配金再投資・2026年9月18日基準)

  • 1ヵ月:-3.44%
  • 6ヵ月:+10.98%
  • 1年:+25.68%
  • 3年:+85.34%
  • 5年:+145.64%
  • 設定来:+275.32%

(基準価額37,532円・純資産総額13.7兆円)

2026年の値動き

  • 7月7日・8月14日に基準価額が史上最高値を更新
  • 8月31日以降はドル円が155円台へ円高方向に動き、米国株の上昇分が円建てで相殺される局面。
    直近1ヵ月が-3.44%なのはこのためです

つまり「5年で2.4倍だが、この1ヵ月は為替に押し戻されている」のが2026年9月の現在地です。
この局面で「最高値なのに買っていいのか」「円高で下がるのか」と迷う方が多いはずです。
その答えは後半で、私の考え方としてお伝えします。

※出典:三菱UFJアセットマネジメント公式サイト(2026年9月18日基準)。
最新の数値は公式サイトでご確認ください。

今後を左右する4つの材料(予想ではなく「見る場所」)

予想はしませんが、「何が動けばオルカンが動くのか」は知っておく価値があります。
私が見ているのは次の4つです。

① 米国株の比率(62.8%)

オルカンは2,409銘柄に分散していますが、そのうちアメリカだけで62.8%を占めます(2026年8月末時点)。
「全世界」といっても、値動きの大半は米国が決めます。
米国が崩れれば全世界も崩れる。
この構造は理解したうえで持っています。

② 為替(ドル円)

オルカンは為替ヘッジをしないため、円建てで持つ以上、円高は評価額を押し下げ、円安は押し上げます。
2026年9月のように「株は上がっているのに評価額が減る」局面は、ほぼ為替が原因です。

③ 新興国の比率(11.8%)

オルカンには新興国株式が11.8%含まれます。
米国一強が崩れたときに、この部分が支えになるか、足を引っ張るかは分かりません。
分からないからこそ、S&P500ではなくオルカンを選ぶ人がいる、というのが私の理解です。

④ 信託報酬の引き下げ競争

オルカンの信託報酬は年率0.05775%以内まで下がってきました。
これは「今後どうなるか」ではなく「持ち続けるコストが下がり続けてきた」という事実で、乗り換える理由が減る方向に働いています。

4つとも、私にコントロールできるものは1つもありません。
だから「見る」だけで、「動く」理由にはしていません。

※比率は三菱UFJアセットマネジメント「月次レポート(2026年8月31日現在)」より。
最新の構成比は公式サイトでご確認ください。

よくある3つの不安に、私ならこう考える

最高値で買っていい?

私は毎年、その年のNISA枠で一番早く買えるタイミングで一括購入しています(年末になる年もあれば、年明けになる年もあります)。
2026年分も年末に買い、その後7月・8月に最高値を更新しました。
「最高値だから待つ」を選んでいたら、この上昇は取れていません。
最高値はこの先も何度も更新されるか、されないかのどちらかで、それは誰にも分かりません。
分からないなら、買う時期を「一番早く買えるとき」と固定してしまうのが私のやり方です。

円高で下がる?

下がります。
実際に直近1ヵ月は-3.44%です。
ただ、私が持っているのは「10年後・20年後に使うお金」であって、来月の評価額ではありません。
円高で評価額が減っても、口数は1口も減っていない。
私はそこを見ています。

S&P500に乗り換えるべき?

私の家では、私がS&P500、奥さんがオルカンです。
3年間の成績はほぼ互角で、どちらが正解かは今も分かりません。
乗り換えは「今の自分の判断が、過去の自分の判断より正しい」と信じる行為です。
私はそこまで自分を信じていないので、乗り換えません。

両者の比較は別記事で数字付きでまとめています。


夫婦でオルカン年初一括、3年目の記録

ここからは実績です。
奥さんは新NISAが始まった2024年から3年連続で、年間の非課税枠360万円をすべてオルカンに一括投資しています。
買うタイミングは「その年で一番早く買えるとき」。
私のS&P500とは買える日が数日ずれる年もありますが、どちらも一番早く買える日・方法で買っています。

2026年8月末時点(3年分・元本1,080万円)

  • 評価額:15,936,507円
  • 評価損益:+47.56%

途中、2026年3月には基準価額が1ヵ月で2,000円以上下がる場面もありました。
それでも売らず、追加もせず、翌年の枠を待つだけ。
やったことは「一番早いときに買う」を3回繰り返しただけです。

3年前に「オルカンの今後」を予想して動いていたら、この数字にはなっていないと思います。
予想が当たっていたか外れていたかではなく、予想に合わせて売買していたら、途中で降りていた可能性が高いからです。

夫婦の年初一括の記録は、毎月まとめています。

続けるための私の判断基準5つ

ここまでの内容を、私が実際に守っている5つの基準にまとめます。
「オルカンの今後」を予想しない代わりに、この5つだけは決めてあります。

① 相場を見て売買しない

上がっても下がっても、買う時期・売る時期は変えません。
相場は「見る」だけです。

② 買うのは、その年で一番早く買えるとき

年末か年明けかは年によって違いますが、「一番早いとき」に一括。
迷う余地を残しません。

③ 評価額は毎日記録する

予想のためではなく、続けている自分を確認するために記録します。
記録が続くと、売買の誘惑が減ります。

④ 売るのは、生活費が足りない分だけ

定期的に取り崩すのではなく、足りないときに足りない分だけ。
それ以外は持ち続けます。

⑤ 乗り換えない

S&P500とオルカン、どちらが上かは3年経っても分かりません。
分からないものを乗り換える理由はありません。

この5つがあると、「今後どうなるか」を考える時間そのものが減ります。
予想しないことは、何も考えていないことではなく、考える場所を先に決めておくことです。

オルカンを新NISAで買うなら、SBI証券が私の利用先です。
奥さんの口座もSBI証券で、年初一括の注文はいつも数分で終わります。

オルカンの今後に関するよくある質問

オルカンの今後10年・20年はどうなりますか?

分かりません。
私も予想していません。
分かっているのは、設定来の騰落率が+275%(2026年9月18日時点)で、その間に何度も下落があったという事実だけです。
10年・20年先を当てるのではなく、その間ずっと持っていられるルールを先に決めることをおすすめします。

今から始めるのは遅いですか?

私は「遅い・早い」で考えていません。
私の場合、買う時期は「その年で一番早く買えるとき」と決めているので、最高値でも円高でも同じように買います。
始める時期を選ぶより、始めたあとに続けられる仕組みを持つ方が大事だと考えています。

オルカンとS&P500、今後どちらが上がりますか?

分かりません。私の家では私がS&P500、奥さんがオルカンで、3年間の成績はほぼ互角です。
どちらか一方に決められないなら、夫婦で分けるのも一つの方法です。

円高のときは買い時ですか?

円高は円建ての評価額を押し下げるので、同じ金額で買える口数は増えます。
その意味では有利です。
ただ、私は為替を見て買う時期を変えません。
「円高だから買う」を始めると、「円安だから待つ」も始まるからです。

オルカンのやめ時はいつですか?

私にとっての「売るとき」は、生活費が足りないときだけです。
相場を理由に売ることはありません。
つまり、やめ時は相場ではなく、自分の生活の側にあります。

まとめ:オルカンの今後は予想しない。決めるのは自分の判断基準

オルカンの今後がどうなるかは、私には分かりません。
分からないまま3年続けて、奥さんのオルカンは元本1,080万円が評価額15,936,507円(+47.56%)になりました(2026年8月末時点)。

この記事でお伝えしたことをまとめます。

  • 2026年9月の現在地は「5年で2.4倍、直近1ヵ月は為替で-3.44%」
  • 今後を左右する材料(米国62.8%・為替・新興国11.8%・信託報酬)は見るだけで、動く理由にしない
  • 最高値でも円高でも、買うのは「その年で一番早く買えるとき」
  • 判断基準5つ:相場で売買しない/一番早いときに買う/毎日記録/売るのは足りない分だけ/乗り換えない

予想が当たるかどうかで結果が決まる投資は、私には続けられません。
予想しなくても続けられる仕組みにしておくこと。
それが、私がオルカンの今後に対して用意している唯一の答えです。

これからオルカンを始める方へ。
私も奥さんもSBI証券で新NISAを運用しています。
口座開設は無料で、オルカンは100円から購入できます。

はじめての方は、投資の始め方をまとめたこちらも参考にしてください。

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