
新NISA、始めたいけど何を買えばいいのか分からない
そんな声をよく耳にします。
とくに最近は「オルカン(全世界株式)」が初心者に人気で、ネットでも「とりあえずオルカンが無難」という意見を見かけることが増えました。
でも、本当に自分に合っているのか?どうやって買えばいいのか?──そうした不安や疑問が残ったままでは、最初の一歩が踏み出せません。
私自身は旧NISAではS&P500をクレカ積立、新NISAでは一括投資に切り替えました。
一方で初心者の奥さんは「オルカン一択」で旧NISA・新NISAともに着実に資産形成を続けています。
この記事では、そんな実体験をもとに「初心者がオルカンで失敗しないための6つの視点」をわかりやすく整理しました。
“なんとなく良さそう”を“納得できる選択”に変えるヒントが、きっと見つかるはずです。
オルカンとは?【全世界株式インデックス】


「世界まるごと」は、初心者にとって最大の安心材料
初心者が新NISAで最初に選ぶ1本として、オルカン(全世界株式)は非常におすすめです。
理由はシンプルで、たった1本で“世界分散投資”が完了し、迷わず・途中でやめずに続けやすいからです。
投資初心者が失敗しやすい最大のポイントは、「途中で不安になってやめてしまう」ことです。
その原因の多くは、こんな「迷い」からきています。
- 「アメリカがいい?でも他の国も成長してるかも…」
- 「日本株を含めた方がいいのか?」
- 「為替が円高になったらどうしよう?」
- 「他のファンドの方が良かったのでは?」
こうした不安に対し、オルカンは「世界まるごと買っておく」ことで、そもそも迷いが生まれにくい設計になっています。
具体例
私の家庭でも、初心者の奥さんが「オルカン一択」で投資を始めました。
区分 | 投資経験 | 旧NISA | 新NISA(2024年~) |
---|---|---|---|
私 | 多少あり | S&P500をクレカ積立 | S&P500を一括投資 |
奥さん | 完全な初心者 | オルカンをクレカ積立 | オルカンを一括投資 |
奥さんは当初「よく分からないから、全部買えるやつにする」と言ってオルカンを選びました。
結果的にその選択が功を奏し、途中で迷うことなく、コツコツと続けることができています。
「オルカンとS&P500、どっちがいい?」と迷ったら、比較記事も参考になります。


「世界中の株式を1本で持てる」というオルカンの特長は、投資初心者が感じがちな不安や迷いを未然に防ぐ力があります。
とくに新NISAのような長期投資制度では、「続けられるかどうか」が成果に直結します。
その意味で、オルカンは“投資をやめないための最強の選択肢”と言えるでしょう。
私の奥さんがオルカンを積み立てている証券口座はSBI証券です。
クレカ積立でポイント還元が受けられるのも初心者には大きなメリット。
オルカン vs S&P500【どちらが合う?】


「オルカンでいいのか?」と迷うなら、S&P500と比べて納得しよう
「S&P500」も素晴らしい投資先ですが、初心者にはやはり「オルカン」をおすすめします。
理由は、リスク分散の広さと、途中で不安にならない安心感の差にあります。
比較項目 | オルカン(全世界株式) | S&P500(米国株式) |
---|---|---|
投資対象 | 日本含む全世界 | 米国500社 |
地理的分散 | ◎ 世界中に分散 | △ 米国に集中 |
成長期待 | ○ 世界経済全体 | ◎ 米国の成長に賭ける |
為替の影響 | △ 全体に影響 | △ 米ドルの影響が大 |
安心感 | ◎ 「迷わず持ち続けられる」 | △ 「米国が落ちたらどうしよう…」という不安 |
たしかに、過去20年のパフォーマンスだけ見ればS&P500が圧倒的でした。
しかし、「これからの20年」が同じになるとは限りません。
初心者が最も避けたいのは、“途中で売ってしまう失敗”です。
その意味で、分散性が高く、迷いが少ないオルカンのほうが継続しやすいのです。
具体例
私自身、旧NISAでは「S&P500」を選びました。
当時は「アメリカ一強」というデータに魅かれたからです。
たしかにリターンも悪くはありませんでした。
でも、奥さんには「世界まるごと分散」のオルカンを選んでもらいました。
その結果、奥さんは一度も迷うことなく、積立も一括も安定して継続できています。
私はS&P500に対して「他の国も気になるな…」と考えることが増えましたが、奥さんは“オルカンなら全部入ってるし、気にしなくていい”とストレスゼロでした。
オルカンとS&P500の具体的なパフォーマンス差についてはこちらで詳しく解説しています。


「迷わず、長く持てるかどうか」が初心者にとっての最重要ポイント。
S&P500は確かに魅力的な選択肢ですが、分散性・継続性・安心感の面では、オルカンに軍配が上がります。
私が旧NISAで使っていたのも、SBI証券のクレカ積立です。
S&P500もオルカンも選べて、ポイント還元のある三井住友カード連携が強力です。
つみたて vs 一括投資【どちらが初心者向き?】


「毎月コツコツ?それとも年初にドン?」迷いどころを整理します
初心者には「つみたて投資」から始めるのがおすすめです。
理由は、タイミングの不安なく、自然に長期投資が続けられるからです。
ただし、ある程度の経験と資金があれば、一括投資にもメリットはあります。
投資には「いつ買うか?」というタイミングの悩みがつきもの。
積立はこの“タイミングリスク”を分散してくれる安心な方法です。
それぞれの特徴を比較すると…
比較項目 | つみたて投資 | 一括投資 |
---|---|---|
投資タイミング | 分散される(ドルコスト平均法) | 一度に購入(タイミング依存) |
精神的負担 | 少ない(自動で継続) | 高い(暴落時に不安大) |
初心者向き | ◎ はじめやすい | △ 慣れていないと不安 |
リターンの期待値 | 平均的に安定 | タイミング次第で大きい/損失も |
具体例
私の場合、旧NISAでは「クレカ積立」でS&P500を毎月コツコツと買っていました。
これは「まず慣れること」と「仕組み化による継続」が目的でした。
一方、2024年の新NISAからは「一括投資」でS&P500を購入しています。
理由は、ある程度経験が積めたことと、「タイミングより長期の期待値」を信じられるようになったからです。
奥さんは、旧NISAではクレカ積立、新NISAではオルカンを年初一括で購入しました。
でも奥さんは、「年初に一括で終わるほうが気が楽」と言っており、意外にもストレスなく継続できています。
投資に慣れていない初心者には「つみたて」が安全で続けやすい選択肢です。
一方で、資金に余裕がある方や一括で管理したい方には、一括投資も十分選択肢に入ります。
迷ったときは「まずはつみたてから」始めて、慣れてから一括投資に移行するのが自然なステップです。
「積立」と「一括」、実際にどちらが得なのか?もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。


私が積立をスタートしたのはSBI証券+三井住友カードの組み合わせでした。
ポイント還元×自動積立の安心設計は、初心者にも本当におすすめです。
SBI証券でオルカンを買う理由


初心者こそ、証券会社選びが「継続のしやすさ」に直結します
オルカンを新NISAで買うなら、私は「SBI証券」をおすすめします。
その理由は、「クレカ積立が簡単」「ポイント還元が高い」「初心者にやさしいUI」と、始めやすさ・続けやすさが揃っているからです。
初心者が最初に感じる壁は、「どうやって買えばいいのか分からない」という点です。
SBI証券は、はじめての人でも“迷わず買える”設計が整っています。
SBI証券が選ばれる理由
- 三井住友カード連携でクレカ積立が可能(毎月10万円まで)
- Vポイント還元率はカードの種類・利用額に応じて最大3.0%(プラチナプリファードなど)
- オルカンを「NISA成長投資枠」で簡単に積立設定
- スマホアプリ「SBI証券 株アプリ」も初心者に見やすい
- 投資信託の取り扱い数が豊富で乗り換えも不要
具体例
私も旧NISAではSBI証券+三井住友カードで「S&P500」をクレカ積立していました。
毎月ポイントも貯まり、“ほったらかし”で資産が育っていく安心感がありました。
奥さんもまったく同じ設定で、旧NISAでは「オルカン」を積立、2024年からは年初に一括投資へ切り替え。
それでも設定画面がシンプルだったため、迷うことなくスムーズに操作できていました。
「どこで買うか」は、「何を買うか」と同じくらい重要です。
SBI証券なら、ポイント還元・設定の簡単さ・サポートの充実など、初心者にとっての安心材料が揃っています。
私自身も使っていてストレスがないので、自信を持っておすすめできます。
オルカンを新NISAで始めるなら、まずは口座開設から。
私はSBI証券×三井住友カードで資産形成をスタートしました。
為替リスクをどう捉えるか─長期投資家に必要な視点


為替は“敵”ではなく、付き合い方を学ぶべき“要素”です
長期投資において、為替リスクは避けるものではなく、理解して受け入れるべきものです。
重要なのは、「為替は読めない前提でどう備えるか」を考えることです。
為替は短期では大きく変動し、円安・円高のニュースに一喜一憂しがちですが、長期的にはどちらに転ぶか誰にも分かりません。
それでも、私たちがオルカンやS&P500のような外貨建て資産に投資する理由は、以下のような視点にあります。
為替と長期投資の3つの原則
- 為替はコントロールできない=予測して動かない
- 為替に左右されにくい資産設計=分散投資(オルカン)
- 円だけを持ち続けるリスクにも目を向ける
むしろ、「為替変動に強いポートフォリオを作る」ことが、長期投資家としての基本戦略です。
具体例
私が旧NISAでS&P500を積立していたときは、1ドル=110円前後。
その後円安が進み、評価額が為替によって大きく上がった時期もありました。
一方、ここ最近のように一時的に円高傾向に振れた場面では含み益が縮小しましたが、基準価額の上昇に支えられ、結果的に継続が正解でした。
奥さんのオルカンも同様で、為替の影響を受けながらも、世界経済全体の成長に乗る設計なので、通貨の偏りに左右されにくい。
これが「迷わず持ち続けられる仕組み」の一つです。
為替リスクをゼロにすることはできません。
しかし、「外貨建て=不安」「円建て=安心」という単純な構図ではなく、為替をひとつの変動要素として受け入れ、資産の一部に外貨を組み入れることが、長期的な安定につながります。
オルカン以外を選ぶべき人とは?


“みんなに合う”万能な投資先は存在しません
オルカンは「迷わず継続しやすい」ことが最大の強みですが、投資方針や考え方によっては、他の選択肢が適している人もいます。
大切なのは、自分の目的や性格に合った投資先を選ぶことです。
オルカンは世界中に分散された非常に優秀なファンドですが、「万人向け=最適解」ではありません。
投資の目的・価値観・戦略によっては、より合った選択肢も存在します。
オルカン以外が向いているかもしれない人のタイプ
- 米国に集中して投資したい強い信念がある人
→ 米国株の成長を信じ、S&P500に集中するスタイル - 為替リスクを極力避けたい人
→ 為替ヘッジ付き投資信託や、日本株インデックスを選ぶ - 細かく自分でリバランスやアセット配分を管理したい人
→ VTや個別ETFを組み合わせる方が柔軟に対応可能 - テーマ型(AI、半導体など)に関心がある人
→ トレンドに乗る戦略で、より高リスク・高リターンを求める
具体例
私自身も、投資に少し慣れてからはS&P500など、オルカンよりも米国寄りの資産を増やしてきました。
それは、自分の中で「米国が中心になるだろう」という考えを持てるようになったからです。
一方で、奥さんはいまだに「よく分からないから、オルカンでいいや」と言いながらも、まったくストレスなく投資を継続中。
“迷わない仕組み”が奥さんには最適だったのだと思います。
オルカンは初心者にとって「間違いにくく、やめにくい」優れた選択肢ですが、それでも「絶対の正解」ではありません。
自分の性格・知識・リスク許容度に応じて、他の選択肢も冷静に検討する価値があります。
【まとめ】迷ったらオルカンでOKな理由


「失敗しにくい投資先」を選ぶことが、長く続けるコツ
新NISAで「何を買えばいいか迷っている初心者」にとっては、まずオルカンを選ぶのが現実的で安心な選択肢です。
理由は、「迷わず・分散されていて・やめにくい」──だからです。
ここまで6つの視点からオルカンを検討してきました。
視点 | 内容 |
---|---|
① オルカンとは? | 世界全体に分散投資できる「1本完結型ファンド」 |
② S&P500との比較 | 米国集中 vs 世界分散。初心者には分散の安心感を重視 |
③ 積立 vs 一括 | 初心者には積立が合う。慣れれば一括もあり |
④ SBI証券の活用 | クレカ積立×ポイント還元で始めやすさ◎ |
⑤ 為替リスクの捉え方 | 通貨リスクも資産分散で自然に吸収 |
⑥ オルカン以外が向く人 | 方針が明確なら他の選択もあり。ただし迷うならオルカン |
このように見てくると、「オルカンをSBI証券でクレカ積立」する、という選択は“失敗しにくい黄金ルート”だと分かります。
具体例
我が家では、投資初心者の奥さんが「オルカン一択」でNISAを活用し、いまでも不安なく資産形成を続けられています。
一方で私は、S&P500などにも手を広げつつ、最初はオルカンで“土台をつくる”ことの大切さをあらためて感じています。
迷って何もしないより、「迷わず持てる1本」から始めること。
それが、投資初心者が最初に越えるべき“最も大きな壁”です。
今すぐ始めるなら、SBI証券のクレカ積立でオルカンを1本設定してみるのがおすすめです。