
マイクロ法人に興味はあるけど、そもそもどうやって作るの?
費用や手続きが面倒そう…
副業レベルでも法人にする意味ある?
そんな悩みや疑問を持っていませんか?
私も会社を退職し、在宅で収入を作ろうと模索していたとき、まさに同じ不安を抱えていました。
しかし、実際にマイクロ法人を設立してみて感じたのは、
✅ 在宅からでも設立はできる
✅ 法人を持つことで“仕組み”が整い
✅ 社会保険料や税金の最適化も可能になる
という、個人事業にはない大きなメリットでした。
この記事では、私の実体験をベースに、初心者でも失敗しないマイクロ法人の作り方を5つのステップで解説していきます。
各ステップには、おすすめの設立サービスや会計ツールも紹介しているので、「自分もできそう」と思える内容になっているはずです。
あなたの収入を「仕組みで守る」ための第一歩を、この記事から踏み出してみてください。
マイクロ法人設立の前に知っておきたいこと


マイクロ法人を作る前に、「自分に向いているか」「会社の形や必要な準備」を確認しておくことで、失敗や後悔を防げます。
法人設立は、後から「やっぱりやめたい」「選び方を間違えた」と思っても簡単には戻せません。
そのため、最低限の知識を持っておくことで、スムーズに後悔のない設立が可能になります。
そもそもなぜマイクロ法人を作るのか?という理由はこちらで解説しています。


①:法人化に向いている人の特徴
以下に1つでも当てはまる方は、マイクロ法人の設立を検討する価値があります👇
- 在宅ワークや副業で月3万円以上の収入がある
- 今後も継続的に収入が見込める(広告収入・制作業・ブログなど)
- 社会保険料や税金の負担を軽くしたい
- FIRE(早期リタイア)を見据え、収入の仕組みを作りたい
- 節税や信用力アップなど、制度を有効活用したい
💬 私自身も、Web制作とブログ収入が月数万円になったタイミングで「仕組みを整えたい」と思い法人化を決めました。
②:株式会社 or 合同会社の選び方
法人の形は主に2つありますが、FIREや節税を重視するなら「株式会社」がおすすめです。
項目 | 株式会社 | 合同会社 |
---|---|---|
信用力 | 高い | やや低い |
設立コスト | 高め(20〜25万円) | 安め(6〜10万円) |
利用される場面 | 顧客や企業との取引 | 個人向けサービスやスモールビジネス |
私の選択 | ✅ 株式会社 | ― |
私は「将来的に助成金や信用取引も視野に入れたい」と思い、最初から株式会社で設立しました。結果、信頼度が高まり、口座開設や業務契約もスムーズでした。
法人は「稼げるようになったら作る」のではなく、稼ぐ仕組みを作るために先に準備するもの。
特に在宅ワークやFIRE志向の人こそ、「マイクロ法人」という器を早めに持つことで、収入の安定性と節税効果が大きく変わってきます。
以下の記事では「マイクロ法人の口座開設は難しい?住信SBIネット銀行がおすすめです」について解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。


ステップ① 会社の基本事項を決める


マイクロ法人を設立する際は、まず会社の基本事項(設計図)をしっかり決めることが第一歩です。
登記時に必要な情報が決まっていないと、手続きが進まず、
「会社の目的って何?」「資本金っていくら必要?」などで手が止まってしまいます。
あらかじめ考えておくことで、スムーズに書類作成に進めます。
会社設立時に決めるべき主な項目
項目 | 補足 |
---|---|
商号(会社名) | 自由に決められる。漢字・カタカナ・英字もOK。 |
本店所在地 | 自宅でも可。私は最初は自宅の住所を使いました。 |
資本金 | 1円でも設立可。ただし現実的には10万〜30万円が目安。私は1,000万円で設立しました。 |
事業目的 | 将来的な事業も見据えて広めに。情報発信/広告業/コンサルなどを入れておくと便利。 |
決算月 | 自由に設定可。私は9月末にしました。 |
私の体験とアドバイス
私も最初は「資本金っていくらにすべき?」「事業目的ってどう書くの?」と迷いました。
結果的に、以下のように設計しました👇
- 資本金:1,000万円(投資もするので)
- 事業目的:
- Webサイト・コンテンツ制作および運営
- 情報提供サービス・広告事業
- 不動産の賃貸・管理(後から追加)
- 決算月:9月末
✔ 迷ったら「将来の自分がやるかもしれないこと」は最初から事業目的に入れておくのがコツです。
設立前に迷うのは当然ですが、“完璧じゃなくていい”けど“考えておくこと”が大事。
特に資本金・事業目的・決算月は、あとから変更もできますが、最初に決めておくと手続きが一気に楽になります。
マイクロ法人とは何か、基本的な仕組みはこちらで詳しく解説しています。


なぜマイクロ法人を作るのか迷っている方は、こちらで理由と注意点をまとめています。


なぜ個人事業も並行して進めるのか、背景はこちらでまとめています。


ステップ② 設立書類を準備する


マイクロ法人の設立書類は、自分で作ることもできますが、初心者はサービスを使うのが安心で確実です。
登記に必要な書類は、定款や登記申請書など専門用語も多く、ミスがあると法務局で受理されないことも。
しかし、設立サービスを使えば質問に答えるだけで書類が自動生成され、電子定款にも対応しています。
自分でやる vs サービスを使う
方法 | 自力で作成 | サービスを利用 |
---|---|---|
書類作成の難易度 | 高い(調査が必要) | 簡単(入力のみ) |
費用 | 安く済む(紙の定款は印紙代4万円) | 電子定款なら印紙代不要+自動作成 |
登記ミスのリスク | 高い | 低い(テンプレートあり) |
向いている人 | 法律知識がある人 | 初心者・時短したい人 |
私の体験:マネーフォワード クラウド会社設立を使った流れ
私は「マネーフォワード クラウド会社設立」を使って、すべて自宅から完結させました。
- フォームに必要事項を入力するだけで、
✅ 定款、登記書類、印鑑届出書 などが自動作成 - 電子定款にも対応しており、印紙代4万円が不要に
- 提出書類の一覧も表示されるため、手続きが非常にスムーズでした
💬 最初は不安でしたが、思った以上に簡単で「これなら自宅でもできる」と実感しました。
マイクロ法人は「仕組み」がカギ。最初の設立作業でつまずかず、効率よく形にすることが成功の第一歩です。
専門知識がなくてもサービスを活用すれば、登記まで最短で進められます。
実際に私も使ってみて、最もスムーズだったのが「マネーフォワード クラウド会社設立」です。
書類の作成もオンラインで完結し、初心者でも迷いませんでした。
ステップ③ 公証役場で定款認証 → 登記手続き


法人設立において最大の山場は、「定款認証」と「登記申請」です。
ここをスムーズにクリアするには、電子定款と登記サポートサービスの活用が鍵です。
定款は「会社の憲法」とも言われる大事な書類。これを公証役場で認証してからでないと、登記に進めません。
そして、紙の定款で提出すると4万円の印紙税が必要になります。
しかし電子定款を使えば、この印紙代を節約できます。
私の体験:自宅からすべて完結
私は「マネーフォワード会社設立」で定款を電子化し、印紙代4万円を節約しました。
- 公証役場には行かずに、電子データで対応
- 提出書類もリストで明示され、迷わず郵送準備
- 法務局への登記申請も、郵送で完了
💬 まさか家から出ずに法人が作れるとは…と驚きました。書類が整っていれば、あとは郵送 or 窓口提出だけです。
定款と登記の手順(初心者向けに整理)
1. 電子定款を作成(マネーフォワードなどのサービス利用)
→ 印紙代4万円が不要になる!
2. 定款をPDFデータで送信・認証(サービス or 提携先が代行)
3. 登記書類を揃えて、法務局へ郵送または持参
書類名 | 内容 |
---|---|
登記申請書 | フォーマットあり |
定款(認証済) | PDFまたは原本 |
役員の就任承諾書 | 自分で記入・印鑑押印 |
代表者の印鑑証明書 | 1通(発行から3ヶ月以内) |
資本金払込証明 | 銀行の通帳コピーなど |
「定款認証で公証役場に行く」「法務局で登記申請する」
──こう聞くと大変そうに思えますが、今は電子化とサービスの活用で、自宅からすべて完結できます。
法人設立を最短・最低コストで進めるには、電子定款+登記代行が最適解です。
ステップ④ 法人口座の開設


マイクロ法人設立後は、法人名義の銀行口座を早めに開設しておくことが重要です。
特にネット銀行なら、自宅からオンラインで申し込みが完了します。
法人と個人の資金をきちんと分けて管理することで、経理が明確になり、節税・資産形成にもつながります。
また、法人口座があることで、信用力のある「事業」として扱われやすくなります。
私の体験:住信SBIネット銀行で開設
私は「住信SBIネット銀行」で法人口座を開設しました。
- オンラインで申し込みが完結
- 登記簿謄本・印鑑証明・本人確認書類の提出だけ
- 審査通過後、1週間ほどで口座開設が完了
💬 ネットで完結できたので、外出が難しい私にとって非常にありがたい仕組みでした。
審査に通りやすくするためのコツ
- 登記情報と提出書類の記載内容を一致させる
- 「事業内容」の説明欄を丁寧に書く(Web制作業・収益見込みなど)
- 個人の信用情報(過去の金融事故など)も関係するため注意
- WebサイトやSNSを持っている場合はURLを記載することで信用度UP
🔸私は自分の会社のホームページや見積書を事業内容に添えてアピールしました。
法人口座は、設立後すぐに申し込むのがベストです。
なぜなら「設立から時間が経っている法人は審査が厳しくなる」傾向があるからです。
また、口座を分けることで、収支管理と確定申告が圧倒的にラクになります。
法人口座の開設なら、ネット完結で使いやすい「住信SBIネット銀行」がおすすめです。
口座の使いやすさ・管理のしやすさ・スピード感がマイクロ法人に最適です。
ステップ⑤ 会計・経理の準


マイクロ法人を設立したら、すぐにクラウド会計ソフトを導入して、経理・帳簿の自動化を始めましょう。
初心者こそ「仕組み化」が重要です。
法人は個人事業よりも会計処理が複雑です。
・取引の記帳
・決算書の作成
・法人税や消費税の申告 など…
手作業ではミスが起こりやすく、負担も大きくなります。
クラウド会計を使えば、銀行・カードと連携して日々の取引を自動で記録・仕訳できます。
会計初心者でも「手間をかけずに正確な帳簿管理」が可能になります。
設立後の運用で特に見落としがちな節税方法はこちらでまとめています。


私の体験:マネーフォワード クラウド会計
私は「マネーフォワード クラウド会計」を使って、法人設立直後から経理をスタートしました。
- 住信SBIネット銀行・クレジットカードと連携
- 取引が自動で読み込まれて仕訳される
- 決算書も自動作成され、税理士との共有も簡単
💬 手が不自由な私にとって、記帳や計算の自動化は大きな助けでした。
数字が苦手な方こそ、導入すべきです。
法人会計でよくある失敗と対策
失敗例 | 対策 |
---|---|
個人の口座と混同して記帳が面倒になる | 法人口座を使い、クラウド会計で分離管理 |
レシートの山で入力が追いつかない | 自動連携+スマホで撮影登録 |
決算申告時に慌てる | 月次で自動整理 → 決算もスムーズ |
会計処理に悩むのは当たり前です。
でも今は、専門知識がなくても「クラウド会計+サポート体制」で十分に運営できる時代です。
スタートの段階から「仕組み化」しておけば、税務処理・資金管理・節税の判断もずっと楽になります。
会計処理でつまずかないための注意点はこちらの記事でまとめました。


私も導入している「マネーフォワード クラウド会計」は、初心者でも安心して使えるクラウド型会計ソフトです。
無料体験も可能なので、まずは試してみてください。
まとめ:マイクロ法人設立は自宅でも簡単にできる


マイクロ法人の設立は、思っているよりずっとシンプルで、しかも在宅からオンライン完結できます。
- ✅ 副業や在宅ワークで月3万円以上の収入があれば、法人化を検討する価値あり
- ✅ 設立に必要な書類は、マネーフォワード クラウド会社設立などのサービスで簡単に用意できる
- ✅ 定款は電子化すれば印紙代4万円を節約できる
- ✅ 住信SBIネット銀行なら、法人口座もオンライン完結
- ✅ マネーフォワード クラウド会計で経理を自動化すれば、知識がなくても安心して運営可能
「法人を作るなんて自分には無理そう…」と思っていた私でも、
障害を抱えながら在宅でマイクロ法人を設立し、仕組みを整えることができました。
法人化は「お金持ちがやること」ではなく、
**これからFIREを目指したい人こそ、最初に整えておくべき“土台”**だと、今は確信しています。
「いつか作ろう」ではなく、まずは無料で法人設立ツールを試してみるところから始めてみませんか?
以下の記事では「在宅FIREを目指す7つの方法」について解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。

