
1億円を投資に回したら、どのくらい増えるのか?
利回りって、実際どうなるの?
──そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
SNSやメディアでは「FIRE達成!」と華やかな声がある一方で、実際に1億円を投資している人の“リアルな運用結果”は、あまり語られていません。
本記事では、私が実際にS&P500やオルカンに1億円を長期運用している実績をもとに、2025年5月の投資成績とその背景を詳しく公開します。
今回の成績は【月間+7%超のプラス】。
ただし、運用結果には波があり、4月は▲5%、1月〜4月の累計では▲16%という大きなマイナスも経験しています。
それでも私がインデックス投資を続ける理由、そしてこの投資をサイドFIREという現実的な自由の実現に活かしている方法まで解説。
「投資でFIREしたいけど、現実はどうなの?」と不安な方こそ、この“リアル”な投資レポートをヒントにしてみてください。
継続することで見えてくる景色が、きっとあります。
2025年5月の投資リターン【+690万円・+7.6%の月利回り】


2025年5月は、1億円のインデックス投資が+690万円(+7.6%)のプラスとなりました。
4月の大幅マイナスを一気に取り戻す結果となっています。
この月の上昇要因は、米国株(S&P500)と全世界株(オルカン)ともに中旬以降に大きく上昇したこと。
特に為替の円安が進行したことで、円ベースの評価額が大きく押し上げられました。
私のメイン口座であるSBI証券での結果


- 私の特定口座(S&P500):
評価損益:+5,842,053円(+7.40%)


- 奥さんのNISA口座(オルカンほか):
評価損益:+658,240円(+7.16%)


- 法人口座(S&P500):
評価損益:+222,985円(全額売却) - iDeCo:
評価損益:+179,820円(+7.32%)
これらを合計すると、2025年5月単月で+6,903,098円(+7.64%)という結果になりました。
1億円規模の資産では、月利7%でも約700万円の増減が起こります。リターンのインパクトが大きい分、値動きに一喜一憂せず、長期・継続が大切だと改めて実感しました。
新NISAでの運用結果【夫婦で+131万円の含み益】


2025年5月の時点で、私たち夫婦の新NISA口座には合計約+131万円の含み益が出ています。
円安の追い風と株価上昇が重なり、年初の一括投資がようやく報われ始めた月でした。
私たちは2024年から新NISAで、夫婦それぞれに720万円を一括投資しています。
奥さんはオルカン(全世界株)、私はS&P500(米国株)を選び、2025年5月末時点の評価額がともに大きくプラスへと転じました。
夫婦で新NISA、5月末の評価損益


- 奥さん(オルカン)
評価額:7,919,024円
損益:+718,842円(+9.98%)
- 私(S&P500)
評価額:7,793,344円
損益:+593,089円(+8.24%)
4月末時点では夫婦トータルでまだ+24万円でしたが、1ヶ月で含み益が106万円増加したことで、全体でも安心感が出てきました。
新NISAでの一括投資は、短期では上下するものの、今月のような反発で一気にプラスへ転じることがあります。
「焦らず・迷わず・待つ」姿勢が大切だと、改めて感じました。
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なぜ1億円投資でサイドFIREができているのか?


インデックス投資の利回りだけに頼らず、不動産投資や在宅ワークなどの安定収入と組み合わせて運用しているからです。
どれだけ投資額が大きくても、インデックス投資には暴落相場があります。
実際、2025年1月〜4月の累計では▲1,753万円の含み損が発生しました。
その波にメンタルも家計も振り回されないために、安定収入のある副収入源を持っておくことが非常に重要です。
1億円投資の運用結果【2025年4月】の記事はこちらです。


私のサイドFIRE戦略
私の場合、マイクロ法人でのWeb制作やブログ収入、不動産賃貸による毎月の収入があり、生活費のベースを安定的に支えています。
その上で、投資リターンを“自由度を上げるための余剰資金”として活用することで、資産の変動に対する耐性が高くなり、結果的に「継続できる投資環境」を維持できています。
このような“現実的なFIRE戦略”に興味がある方は、こちらの記事がおすすめです。


【まとめ】1億円投資の「利回り」と「自由」のリアル
- 投資だけに頼ると、相場次第で不安定になりやすい
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- これが「サイドFIREで自由を得る」ための堅実な方法