投資資金が足りない…。
そんな悩みを家計管理で解決する3つの方法を、初心者向けにわかりやすく解説します。

投資を始めたいけれど、資金が足りない
そもそも何にいくら使っているのかすら把握できていない…
そんな悩みをお持ちではありませんか?
将来の資産形成やFIREを目指すには、まず投資に回せる余剰資金をどう作るかがカギになります。
しかし、やみくもに節約するだけでは継続は難しく、時間が経つと元通り…という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、50代でFIREを実現した私の実体験をもとに、初心者でもムリなく取り組める「投資資金を作る3つの方法」を具体的に解説します。
キーワードは「見える化」と「自動化」。
スマホ1つで手軽に家計を管理し、資金の流れを可視化することで、気づかないムダを発見し、無理のない投資資金確保が可能になります。
資産運用の第一歩として、「まず何から始めればいいのか?」が明確になる内容ですので、これから投資を始めたい方や、投資余力をもっと増やしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
支出のムダを見える化する【家計改善の第一歩】


投資資金をつくる第一歩は、「何にいくら使っているか?」を把握すること。
これができないと、節約も貯金もスタートできません。
「家計を改善しよう」と思っても、いきなり節約や投資に踏み出せない理由は、“お金の流れが見えていない”からです。
特にコンビニ・サブスク・デリバリーなど、小さな支出が積み重なる現代では、無自覚の浪費が投資の妨げになっているケースが多々あります。
具体例
たとえば、マネーフォワード MEなどの家計簿アプリを使えば、以下のようなメリットがあります:
機能 | 効果 |
---|---|
カード払いの自動連携 | 支出の記録が手間なく続けられる |
支出カテゴリの自動分類 | 食費・交通費・娯楽などの“偏り”が一目瞭然 |
週/月ごとの推移レポート | 改善すべきポイントが数値で見えてくる |
重要なのは“記録を続ける”ことより、“見直すクセをつける”ことです。
3ヶ月ほど記録をつければ、自分にとって不要な支出が自然と浮かび上がってきます。
まずは、「お金の流れを可視化する」ことが、資産形成の最初のステップです。
記録することで、投資に回せる資金の“源泉”を見つけ出せるはずです。
固定費を見直すだけで資金が増える【毎月の出費を圧縮】


毎月かかる“固定費”を見直すだけで、ムリなく投資資金を生み出せます。
変動費よりも削減効果が大きく、再発もしにくいのが特徴です。
食費や日用品を我慢する節約は、ストレスが溜まりやすく長続きしません。
その点、固定費の見直しは「一度の見直しで、ずっと節約効果が続く」という大きなメリットがあります。
とくに通信費・サブスク・保険・住宅ローン(家賃)などは、改善の余地が大きい傾向があります。
具体例
たとえば、以下のような見直しをしただけでも年間数万円〜十万円単位の節約が可能です。
固定費カテゴリ | 見直し方法の例 | 年間節約額の目安 |
---|---|---|
スマホ通信費 | 大手から格安SIMに乗り換え | 約3〜5万円 |
サブスク | 使っていない動画・音楽・教育系を解約 | 約1〜3万円 |
保険料 | 不要な医療保険の見直し | 約3〜7万円 |
ネット回線 | プラン変更やプロバイダの切り替え | 約1〜2万円 |
特におすすめは「格安SIM」への切り替えです。
私は実際に、3大キャリアから乗り換えて年間4万円以上の節約に成功しました。
格安SIMや固定費削減についてもっと知りたい方は、以下もぜひ参考にしてください:


固定費の圧縮と収入源の分散について実体験ベースで解説しています。
「我慢しない節約」をするなら、まずは固定費の見直しから。
毎月の出費が減れば、そのぶん投資に回せる資金が確保できます。
少額でも資産を増やす【新NISAで積立投資を始める】


少額から資産形成を始めるなら、新NISAの「つみたて投資枠」での積立が最適解です。
新NISAは年間360万円まで非課税で投資ができ、特に「つみたて投資枠」では毎月数千円〜でもスタート可能。
手数料が低く、分散投資されたインデックスファンドを使うことで、初心者でもリスクを抑えながら資産を積み上げていけます。
定期的に自動で積み立てる仕組みなので、相場に一喜一憂せず、続けやすいのが大きなメリットです。
具体例
たとえば毎月1万円を新NISAで積立投資した場合、年利5%のリターンで20年間続けると、約410万円(元本240万円+運用益170万円)まで成長する可能性があります。
実際、私はSBI証券でS&P500を旧NISAではクレカ積立、新NISAでは年初一括投資をしており、生活費を圧迫せずに将来のFIRE資金を少しずつ築いています。
関連記事:「5年後どうなる?オルカンとS&P500の比較」もぜひご参照ください。


少額からの投資を始めたい方にとって、新NISAの「つみたて投資枠」は最もハードルが低く、効果的な第一歩です。
自分に合った金額で、まずは1万円からでも始めてみましょう。
まとめ:貯められない悩みは「仕組み」で解決できる


「投資資金が貯められない…」という悩みは、意志の問題ではなく“仕組み”で解決できます。
貯金や投資は「余ったお金でやろう」と思っても続かないものです。
だからこそ、先取りや固定費の見直し、少額からの自動積立など、「行動しなくてもお金が貯まる仕組み」を作ることが大切です。
再現性が高く、誰でも実践できる方法だからこそ、長く続けられます。
- 支出の見える化:マネーフォワードMEで家計管理を開始
- 固定費の最適化:通信・保険・サブスクを見直す
- 積立投資を自動化:新NISAを活用して少額から運用開始
これら3つの方法は、どれも“今すぐ始められる”ものばかり。
まずはマネーフォワードMEで支出を見える化し、あなたの家計の現状を知るところから始めてみてください。