マイクロ法人の経理を始める3つのコツ【初心者向け】

マイクロ法人の経理って、どう始めればいいの?

経理の知識も経験もないまま法人を作った方の多くが、最初にぶつかる悩みです。
特にひとり社長の場合、「帳簿はどうつける?」「仕訳って何?」といった疑問が次々に湧いてきますよね。

私もマイクロ法人を設立したばかりの頃は、同じように不安を抱えていました。
でも実際には、いくつかの「型」さえ知っておけば、初心者でも経理はちゃんと回せることがわかりました。

この記事では、マイクロ法人の経理に取りかかるうえで知っておきたい「3つのコツ」をお伝えします。
会計ソフトの選び方や記帳の考え方、自宅で無理なくこなすための工夫まで、ひとり社長のリアルな体験をもとにまとめました。

「経理がわからなくて動けない」という状態から一歩踏み出したい方へ、最初のハードルをやさしく乗り越えるための実践ガイドになればうれしいです。

目次

何を記録すればいい?日々の経理の基本だけ押さえよう

マイクロ法人の経理は、「お金の出入りをざっくり記録する」だけでも大丈夫です。
最初から完璧を目指す必要はありません。

多くのひとり社長が不安に感じるのは、「簿記の知識がないと記帳できないのでは?」という点。
でも実際は、毎月の入金(売上)と出金(経費)を記録するだけで、法人の経理の9割は完了します。
特に、外注費・通信費・交際費・旅費交通費・地代家賃など、法人で使った経費を把握しておくことが重要です。

私はクラウド会計で売上と経費を記録

私の場合、Web制作の請求書等はPDFで保存し、経費の領収書もクラウドストレージにまとめています。
最初のころは「何が経費になるの?」と迷いましたが、マネーフォワード クラウド会計の初期設定で「経費区分のテンプレート」を参考にしたら、自然と整理できるようになりました。

まずは「売上と経費を記録する」ことから始めましょう。
細かい仕訳や会計ルールは、あとから覚えればOK。
初心者が最初にやるべきことは、シンプルな経理習慣を作ることです。

最初からクラウド会計を使えばラクで確実

マイクロ法人の経理は、最初からクラウド会計を使うのが正解です。
帳簿を自分でExcelなどで管理するより、圧倒的にミスが減り、作業もスムーズになります。

会計初心者にとっては、「どのタイミングで、何を入力すればいいのか」が最大の壁です。
クラウド会計は画面の案内に沿って入力するだけで、仕訳から帳簿作成までを自動化してくれます。
また、自動仕訳や口座連携で手入力の手間がほとんどありません。

私はシステム任せで税理士ともデータ共有

私自身、経理の経験はあったものの、マイクロ法人の経理には不安がありました。
最初にクラウド会計(私は「マネーフォワード クラウド会計」)を導入して本当に助かりました。
勘定科目の選択や消費税の自動判定などがシステム任せで安心感が違います。
税理士ともデータを共有して画面を見ながら一緒に確認できるのも、クラウドならではのメリットです。

マイクロ法人をはじめたばかりなら、会計ソフトは迷わずクラウド一択です。
無料体験などもあるので、まずは触ってみることをおすすめします。

マイクロ法人の会計をラクにしたいなら、私も使っている「マネーフォワード クラウド会計」がおすすめです。
帳簿入力から決算書の出力まで、会計初心者でもステップ通りに進めるだけでOK。

会計初心者でも、スムーズに経理をスタート。

クラウド会計の導入に迷っている方は、「マイクロ法人にクラウド会計が最適な3つの理由」もあわせてご覧ください。

決算や申告は税理士に任せれば安心

マイクロ法人の決算や法人税申告は、税理士に任せてOKです。
経理は自分でやっても、税務の専門的な処理はプロに任せた方が安心です。

法人の場合、個人事業よりも提出書類が多く、ミスがあると税務調査のリスクも高まります。
クラウド会計で作成した帳簿や決算書は、税理士へのデータ共有も簡単なので、分業体制がスムーズに構築できます。

私も決算申告は税理士にお任せ

私自身も、日々の経理や帳簿づけはクラウド会計で行い、決算書の最終チェックや法人税申告は税理士にお任せしています。
クラウド会計には税理士とのデータ共有機能があるので、資料を郵送したりExcelを添付する必要もありません。
実際、税理士からも「マネーフォワードで助かります」と言われました。

マイクロ法人では、経理は自分、税務は専門家と割り切るのがコスパのいい方法です。
無理せず安心できる分担で、ストレスなく運営しましょう。

決算や税理士とのやりとりに不安がある方は、「マイクロ法人の税理士選びで失敗しない5つのポイント」も参考になります。

まとめ:マイクロ法人の経理は「基本だけ」で十分

マイクロ法人の経理は、がんばりすぎないことが成功のコツです。

理由は、経理に完璧を求めても費用対効果が合わないから。
特に最初のうちは「何を記録すればいいか」「どう入力するか」さえわかれば、法人の会計処理は回せます。

具体的には、

  • 現金出納帳は不要。法人口座や法人カードの明細でOK
  • 領収書はもらったらスマホで撮影、クラウド会計にアップ
  • 勘定科目は「なんとなく」で大丈夫。あとで税理士が調整

このように「基本だけ」に絞れば、初心者でもムリなく経理が続きます。

経理が重荷にならなければ、本業や投資に集中できて、在宅FIREにも近づける
だからこそ、最初は「とりあえず記録」から始めましょう。

クラウド会計の導入でさらに時短したい方はこちらも参考になります。

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